国際学会発表報告 AHFE2012
7月22日〜25日の日程で、サンフランシスコで開催されたAHFE(4th International Conference on Applied Human factors and Ergonomics)2012に当センターの坂田一郎教授が参加しました。
このカンファレンスは、人間の側面、例えば認知の限界や一定の確立で発生する確認ミスなどに着目した、サービスイノベーションに関する応用研究を集めたものです。適用分野は、医療、航空、陸上交通、ITサービス等、多岐に渡り、全体で1000件程の発表がありました。
イノベーション政策研究センターとしては、開拓した手法の有用性について評価を受けるべく、Hospital Management Support System for Patient Safety: Mining Track Record of Dosingと題する発表を行いました。これはリンクマイニングの手法を医療の安全性を高めるイノベーション課題へと適用したものです。この発表については、多くの質問があり、我々の手法への関心や期待が示されました。
また、坂田教授は、同カンファレンスの中で、技術経営的課題に関するセッションの共同座長を務めました。このセッションでは、オープンイノベーション論で著名なヘンリー・チュエズブロー教授の講演、サービスサイエンスの提唱者として国際的に著名なジム・スポラー博士(IBMイノベーションチャンピオン、IBM企業内大学学長)の参加もあり、ネットワーキングを行いました。当センターで開拓した技法をまとめた論文がジム・スポラー博士の編集によりSpringer社より出版されるサービスサイエンスの本に、1つの章を立てて掲載されることになりました。
「オープンイノベーション」の提唱者として著名なヘンリーチェズブロー教授(右から3番目)とサービスサイエンスの提唱者であるジム・スポラー博士(右から2番目、IBMイノベーション・チャンピオン、IBM企業内大学学長)とともに。
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