国際学会発表報告 ISPIM2012


去る7月、イノベーションマネジメントにフォーカスを当てた国際会議、ISPIM2012 (The International Society for Professional Innovation Management 2012) がスペイン、バルセロナにて開催されました。 本会議の目的は、新たな分野におけるイノベーションプロセスに対し、実践的に適用可能なツールやガイドラインを公開すること、とされています。(Wikipedia-ISPIM)

開会では、学術界のみならずビジネス界でもすっかりお馴染みになった「オープンイノベーション」の著者であるヘンリー・チェスブロウ教授によるキーノートスピーチが行われ、大会の幕が切って落とされました。同氏は近年、バルセロナを拠点に活動しており、この度「オープンイノベーション」のサービスイノベーション版ともいえる「Open Service Innovation」を出版するに当たり、本講演中にも、著書の紹介がなされました。






本センター関係者からは、佐々木一 (政策ビジョン研究センター特任研究員 兼イノベーション政策研究センター連携研究員)と Vitavin Ittipanvat (工学系研究科 技術経営戦略学 修士課程2年)が参加し、下記に関する研究成果の発表と意見交換を行ってまいりました。

■Hajime Sasaki, Ichiro Sakata, Yuya Kajikawa, "Scope of Multilayered Network For Regional Cluster Policy in Japan"
■Vitavin Ittipanuvat, Katsuhide Fujita, Yuya Kajikawa, Junichiro Mori, Ichiro Sakata, "Measuring relatedness between technology and social issue citation networks"


長野県企業の取引データを元に、企業ネットワークのスモールワールド性を示し、分析範囲の設定におけるネットワーク性質の変化について論じる佐々木一 特任研究員


老年学(gerontology)とロボット工学という2つの異分野を対象に、それぞれの学術論文の書誌情報から類似性を元にした相互適用可能性発見手法を提案するVitavin Ittipanuvat 修士課程


グループセッション


佐々木一(左)、Vitavin Ittipanuvat(右)




▲ページトップへ