国際学会発表報告 PICMET2015


技術経営分野における有名な国際会議であるPICMET2015(The Portland International Center for Management of Engineering and Technology 2015)が8月2日から8月10日にかけて、オレゴン州ポートランドで開催されました。 24周年目にもなると、参加国も参加者も増加傾向にあり、この分野ではプレゼンスの高い学会のひとつです。
徐々に採択の難易度も上がって来ており、本学会に登壇できることは技術経営での研究成果として一定程度の意義があります。そういった意味もあり、坂田研究室では本学会に毎年トライしています。
今年は坂田研究室から、下記3件の論文が採択されそれぞれ発表してまいりました。学会参加者との意見交換や今後の研究内容の高度化に繋がる情報取得を行って参りました。

■ H.Sasaki, I. Sakata and Y. Kajikawa, “Serendipitous Identification of Fields Derived from Technology Spillovers from Patent Analysis: Case Study of Material Science”
■ S. Iwami, J. Mori and I. Sakata, “International Flows of Japanese and World’s Researchers”
■ K. Tanaka and I. Sakata, “Top Researcher Change by Governmental Support in Japan”


材料科学分野における技術的スピンオフの現象を情報工学的なアプローチで予測する手法を提案する佐々木研究員


日本の研究者のジョブホップにおける国際性の課題を訴える岩見研究員


FIRST Programを例に、公的支援によるトップ研究者の変化と支援の成果を定性的定量的に説明する田中博士後期課程

いずれの研究も技術経営的に重要なテーマを扱っており、質疑応答も活発なものとなり今後の展開に可能性を感じる研究でした。

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